今回は前回に引き続き、私がオススメする冬のイチオシドラマ「大病院占拠」をご紹介したいと思います。
武蔵は「ホテルオシマ」で死亡した3人の死因をなぜ隠蔽したのか、播磨に取り調べをしますが、爆弾の恐怖に怯え何も喋られない状態になっていました。しかし播磨は1時間以内に供述しないと爆発するという恐怖に耐えられず「全てはP2計画のためだった」と口を開きます。その言葉を聞いた青鬼は満足そうに爆弾を止めますが、その後、取り調べ室で武蔵はある人物に後ろから襲われます。気を失い、しばらくして目を覚ますと自分の手には拳銃、そして目の前で播磨が血を流して倒れているのを発見しました。そこに入ってきた刑事は武蔵を疑いますが武蔵は「俺じゃない、俺はやっていない」と言います。しかし武蔵は連行されることになりますが、隙を見て逃げ出し、途中で青鬼から指示があり、合流した相模俊介(白洲迅)と播磨殺しの犯人の探すことになります。そんな時、県警本部の備前は武蔵を鬼の協力者と断定し、武蔵は容疑者になってしまいます。刑事に追われる中、武蔵は配信開始までに播磨殺しの犯人を探し出し、配信でその犯人の罪を明らかにさせることが青鬼の目的でした。
武蔵は播磨殺しの犯人を何とか突き止め、配信でその正体と罪を明らかにしました。何とその犯人は神奈川県警本部長・備前で、播磨を殺したのは全ての自供を恐れたため。備前は播磨にP2計画を最後まで進めさせるためにホテルオシマで死亡した3人の死因を隠蔽させていました。青鬼は備前の罪が明らかになったことで一つの目的は達成し、病院内の鬼だった安芸しおり(呉城久美)の力を借り、ついに目的地となる地下4階へ。そこで知事･長門道江(筒井真理子)に銃を突き付け「この病院にまつわる全ての罪を明らかにして下さい」と言います。その後武蔵は鬼たちに警察内の情報をリークしていた鬼の仲間と対面。何とその正体は相模でした。鬼の仲間だと知った武蔵は相模に銃を突き付けますが、微かにその手は震えてしまいます。しかしある作戦を立て…？
一方で青鬼は県警に「界星堂病院にまつわる全ての罪を明らかにしなければ、知事を殺します」と言い、銃を突き付けられた知事・長門は覚悟を決め、自分のことは構わず鬼たちの要求に応じないよう県警に訴え、さくらも長門の意を汲み、これ以上鬼たちの要求には応じないと決断し、また相模の取り調べもすることになったさくら。そんな中、青鬼と地下4階に行った長門と裕子。裕子は地下4階が感染症の研究施設であることに気付きます。P2計画とは、感染症対策に力を入れる長門が極秘に進めていたワクチン開発計画のことで、ホテルオシマで死亡した3人はワクチンの研究過程でウイルスに感染した犠牲者でした。長門の指示によってその犠牲者の中の1人、琴音の遺体はワクチン開発のサンプルとして地下4階に冷凍保存されていました。そんな琴音は相模の婚約者で…。青鬼は犠牲者3人の命を奪った同じウイルスを長門と自分に注入させ…？愛する人の命を優先する自分の正義と1億2000万人の命を優先する正義、どちらが正しいと思うのか国民に投票を呼びかけました。そんな国民が選ぶ正義とは。そしてそれぞれの鬼に隠された真実とは…？
最終回までハラハラドキドキのタイムリミット・バトル・サスペンスでした！それぞれの鬼に隠された真実が明らかになり、青鬼の真実も明らかになりました。そしてなぜ青鬼が病院を占拠したのか、その理由に切なくなりました。